ha2umam’s diary

家事*育児*ありのまま。

こどもとの私の評価。


「お前怒りすぎ、そら通報されるわ」


2歳半年のイヤイヤ期の息子の、

生後半年の妹に対する意地悪に腹を立て

声を荒げて怒る私へ夫が注意した。



2ヶ月前に、

児童相談所の職員が

「子どもの泣き声と、女性の『いつまで泣いてんねん』という声が心配、と電話があり駆けつけました」とやってきた。


正直、息子のイヤイヤ期、赤ちゃん返り、妹への対抗心からか我が儘が手に負えず参っていた最中だった。

妹が手に持つ物は力ずくで取り上げる、妹が泣くと「抱っこ‼︎」と泣き喚く、妹が寄ると顔を蹴ったり押したりする、見ていない所で手足に爪を立てて傷付けたり目をほじろうとする。


助けてくれそうな自分の母親はもう亡くなっている。

家事、育児を手伝ってもらうどころか、

母がどう子育てと向き合い乗り越えてきたかを聞くことすら出来ない。


どうにもこうにも「助けて!」と叫びたい日に限ってなかなか帰ってこない夫に何度となく八つ当たりしただろうこともあまり覚えていない程だった。



通報された時は、

夫も「気分悪いな、引っ越そうか」と言っていたが

あまりに私が息子を怒鳴るのでかわいそうに思ったようだ。




夫は正しい。

ごもっともで、仰る通りで、

返す言葉もない。



けれど、私は自分が怒り過ぎていることを自覚している。

通報されたことを今も気にしているし、息子を叱りつけながら怯える息子の姿に毎日涙が出そうになるのを必死に堪えている。

怒りたくて怒っているわけではない。

いつだって抱きしめてあげたいし、笑顔でいたい。

自分の感情をコントロール出来ないことを正当化したい訳ではないが、娘も私の大切な宝物である。

更には娘は「ママ」と叫ぶことすら出来ない乳児なのだ。


産後の母親は「母親脳」に切り替わり、より小さい子どもを守るよう変化するのだそうだ。


そんなことは知らなかった。

ただ、どうしてこんなにも可愛くて大切な娘を息子が傷付けるのか、許せないのだ。

頭では分かっている。

今まで独り占めだった母親が脇目も振らず妹へ駆け寄り、自分がおざなりになるのだから自己防衛本能なのだろう。

が。

目の前で首が折れそうなほど頭を強く押され蹴られたら、理性なんて吹っ飛んでブチ切れである。



毎日その現場と戦ってるのは私だ。

夫は正しい。

でも解っているわけではない。

ホルモンのバランスも不安定で

髪もバッサバッサ抜ける。

この前あまりにも抜けるもんだから数えてみたら

1入浴70本は最低でも抜けるようだ。

忙しい日々において、それでも数えてみようかなと思うほどに抜ける。

髪を結んでも解いても、乾かしても梳かしても抜ける。

毎晩授乳の度に起きて、眠れない日があっても昼寝をする時間もないのだ。

妊娠後10キロ増えた体重は、産後3ヶ月で13キロ減った。


毎日、食糧を買いに行き食事の用意をし、食べさせ自分も食べ、トイレに連れて行き自分も行き、授乳、オムツ交換、お風呂、着替え、寝かし付け、等々が突然2人分自分を含め3人分、夫を含めると4人分。

好きで作った子ども。

愛しているし、可愛くてたまらない。

でも母親も人間で、疲れるのだ。

疲れてるところに、毎食ご飯が入った食器や牛乳の入ったコップをカーペットにぶちまかれる。

トイレに行こうと言ってもなかなか行かない中やっと便座に座ったかと思っても出ないと言ってすぐに降りて、オムツを履いた直後におしっこをする。

テレビはもうおしまいと言うと泣き叫ぶ。

洗濯物を洗濯機に入れる僅かな時間に妹の手足をつねったり爪を立てたりして泣かすのだ。


頭がおかしくなるような苛立ちを

抑えられるほど

人間出来ていない。

そして、それを辛く悲しく思っている。

どうして自分はこんなに怒ってしまったんだろうと。


それを夫は理解していない。

返って息子を甘やかすがために

尚のこと私の言うことを聞かなくなる。


そして

また私は自分を責める。


「『いらない子』とか『もう知らない』って言わないで欲しい。」


確かに「意地悪はいらない」と言った。

いらない子』とは言ってない。

「もう知らない」と言った。

歯磨きをしないから、「虫歯になっても良いのね?もう知らないよ!」と。

怒りに任せてもっと酷いことも言ったかも知れない。

しかし言う方も傷付いている。



でも貴方は私の味方であって欲しかった。

よく頑張ってると言って欲しかった。

否定しないで欲しかった。

下手に口出し手出しするから言うことを聞かなくなって怒る羽目になったこと、分かって欲しい。


「お前の言葉遣い悪いのを見て自分は直そうと思った」


と言われたことは忘れないだろう。

きっと、ずっと。


それでもグッと堪えて、貴方には何も言わずにいたことをむしろ褒めて欲しい。





こんな私を誰も肯定しないだろう。

虐待している、とまた通報されるかも知れない。

けれど、虐待はしていない。

毎晩寝る前には「愛してる、大好きだよ」と言って眠るし、必ず息子を抱きしめる時間、一緒に笑って遊ぶ時間を作るよう努力している。

それで帳消しになるとも思っていない。

日々反省し、明日こそは怒らないようにと誓い願う。



ただ今日は少し、

自分らしさって何だったか見失っているだけ。


ただ今日は、

「愛してる」を言う前に息子が寝てしまっただけ。


ただ今日は、

私の唯一の味方が、私が私を責める材料を更にくれただけ。